繊細派のまいにち。

平凡でなんでもない日常に見つけたことを書きます。

ハイタッチか拍手か問題〜WBC〜

 

スポーツってかっこいい。

WBCの決勝の日は仕事だった。出社すると皆の「ゆっくり見たい気持ちをぐっと堪えてわたしは仕事をしています」オーラが充満していた。

 

9回表に入った瞬間、暗黙の了解で隣人がスマホで試合を見始めた。その場にいた人がわらわらと集まり、皆で小さいスマホの画面を囲む。

 

私には運動の才がないので、スポーツが出来る人への憧れがすごい。

 

それなのに中学では、友達が入るからという理由だけで運動部に所属した。それもソフトボール部だった。当時は一生懸命仲間たちと切磋琢磨し「ザ・青春」な時を過ごしたはずなのに、いまや野球を見てもルールすらあやふやな自分に驚く。

 

使わない記憶が薄れていくってこうゆう事かな。薄れるとゆうか完全にソフトボール部員だった記憶が脳みそから抹消されている。

 

私の海馬よ、学生時代の記憶ってそこそこ大事よ。卒業アルバムだってふいに飲みながら見たくなる時もあるんだから。覚えておきなさいよと言いたくなる。

 

いよいよ、9回裏。ツーアウトで、最後の打者。ここで大谷が抑えれば日本が優勝とゆう場面で隣人が「ドキドキする!」と胸に手を当てた。

 

かとゆう私は、違うことにドキドキしていた。これ、優勝したらハイタッチするやつ?ハイタッチってどうやるんだっけ?どれくらいの高さで手をあげてスタンばっとけばいいのか...。脳内で急速ピッチでハイタッチのシュミレーションが始まる。

(...はぁ!ドキドキする!!)

 

えっと...ちゃんと笑えるかなぁ...マスクあるから大丈夫じゃん!マスクあって良かったぁ...と希望の光が見えはじめた時、大谷が最後のバッターを打ち取り試合は終了した。

 

拍手に包まれる職場。皆んなニコニコと自席へ戻る。

あ、拍手だけだった。...日本おめでとう!!!

心配事の9割は実際には起こらない。