繊細派のまいにち。

平凡でなんでもない日常に見つけたことを書きます。

まだ機敏に動けたことに感動

先日、まだ自分が機敏に動けることを知って感動した。

 

トゥルルルルルルルルー

電車がホームに到着した音が鳴り響く。エスカレーターを早足で駆け降りなんとか電車に間に合ったと思ったが、その瞬間チャリンと何かが落ちた音がした。電車の中からホームを見ると家の鍵が落ちている。このタイミングでキーケースのマルカンから外れて落ちたのだ。

 

いつもなら些細な事をひたすら悩み頭の中で反芻するのだけど、その瞬間体は動いていた。

「拾える!間に合う!いける!!」とか考えてる暇もなく猫のようにしなやかにサッと降りてホームの鍵を拾い、何もなかったかのように電車の中に戻った。

 

動き出した電車に揺られながら鍵をキーケースのマルカンに通す。私ってこんなに機敏に動けたんだと自分で自分に感動していた。

 

 

数年前、横断歩道を早足で渡っただけでピキッと膝から嫌な音がして、突き抜けるような痛みを味わい整形外科に行った。レントゲンを撮っても問題なし。「運動不足ですね」と言われ、当時は20代にしてこのザマかと大変ショックを受けた。なんだ、まだ動けるじゃん。やるじゃん、30になった私。

 

久しぶりにスキップでもしたい気分だったけど、30代をスキップで膝をやった思い出で始めるのは辛すぎるのでやめた。