繊細派のまいにち。

平凡でなんでもない日常に見つけたことを書きます。

2023-01-01から1年間の記事一覧

あなたのそうゆう所が嫌いなの

夫はトマトが嫌いだ。青臭い風味や見た目、ドゥルンとした種部分など嫌いな点がたくさん。嫌悪感たっぷりに「レッドデビル」と呼んでいる。 びっくりドンキーに外食に行けば、大根サラダにちょこんと乗せられた夫分のプチトマトを食べるのが私の役目だ。 そ…

どれも一緒よ。

今日もスーパーに買い出しに出かける。 本日の特売品コーナーにはオクラが並んでいた。少し汚れや痛みあるふぞろいなオクラたち。すぐに茹でで冷凍するので全く問題ないと手に取る。割と綺麗なものはないかしら。 特売品コーナーには私の他におばあさんが1人…

消防車のう○ち

2歳の娘は車が好きだ。 100均に行けば、迷わず車のシールを買うし、よく口ずさむ歌は「はたらく車」だ。気がつくと「どんどん走るよ、はたらくくる〜ま〜♪」と歌っている。 ゴールデンウィークは色んな遊具がある公園に行ったが、そこでも1番に車の形をした…

抜け感

ファッションでいう「抜け感」が分からない。いや分かるんだけど。それは白スニーカーだったり、Tシャツから少しだけ顔出させたシャツだったりするのは分かってる。 だけど「抜け感」という言葉がどうにもソワソワする。同じく「こなれ感」もソワソワする。 …

知らんがな

先日、職場のデスクの隣人から「これいいと思わない?」と言われたので見てみると、本のスクショだった。 【「知らんがな」の心のつくり方〜あいまいさを身に付けるレッスン〜】と書いてある。 隣人は「世の中知らんがなって思う事多くない!?これ見つけた…

まだ機敏に動けたことに感動

先日、まだ自分が機敏に動けることを知って感動した。 トゥルルルルルルルルー 電車がホームに到着した音が鳴り響く。エスカレーターを早足で駆け降りなんとか電車に間に合ったと思ったが、その瞬間チャリンと何かが落ちた音がした。電車の中からホームを見…

ソーセージ屋のチェンソーマン

毎日通る道に、ソーセージ専門店がある。古い一軒家をリノベした店先にメニューが書かれた黒板ボードが立ててあり、飾り付けられたフェアリーライトがキラキラ光っている。ずっと気になっていたけれど中の様子が全く見えず、小心者なので入れずにいた。 「考…

砂利の上のおむすび

道端におにぎりが落ちていた。 コンビニで買ったものではなく、誰かが握ったものだった。丸に近い三角で、全体を覆うように海苔が巻かれていた。 丁寧にサランラップで包んであって、朝日に照らされている。「誰かさん、お昼ごはんどうするのだろう」とお昼…

口ぐせの上書き

口癖って気づいた時には上書きされている。 デスクの隣人次第で自分の口癖は変わる。 転勤で4月からやって来たマキタさん(仮)の口癖は「何をおっしゃいますやら」だ。 実際その言葉を発している人をはじめて見た。言う機会ってあるのだろうか。いや、あるか…

ゲシュタルト晴明

赤いインクで名刺に「信任御挨拶」というスタンプを押していた。 信任御挨拶、信任御挨拶、信任御挨拶 だんだんゲシュタルト崩壊してきておふだに書いてある文字のように見えてきた。 信任御挨拶、信任御挨拶、悪霊退散、悪霊退散。安倍晴明は令和の時代に呪…

なつかしのアクリル仕切り

会社のデスクとデスクの間に置かれたアクリル仕切りが外される事になった。 コロナウイルスも5類になるので「もういいだろう、取っ払おうぜ」と、お達しが下ったらしい。 逆らうことは出来ないのだけどデスクの隣人が律儀にも「アクリル板、取ってもいいです…

皿うどんと夕暮れ

今日もママチャリで爆走する。愛車の電動自転車だ。雨よけの箱型のカバーを子が乗るところにつけているのだけど、これがデカイ。とにかく圧がある。小さめの小屋を運んでいるような気持ちになる。 普通に走っているなら気にならないのだけど、狭い道で誰かと…

かぶっちゃやーよ

職場で服が被るってなかなかしんどい。 デスクの離れ島で被るのはいい。同じ島のそれも隣人と被るのはなかなかにしてキツイ。 今まで黒やグレー、紺など無難色ばかり選んできた。クローゼットを開けると真っ黒。そろそろ漆黒のクローゼットは卒業したいと今…

さよならダースベイダー

「シュー ハー シュー ハー」という呼吸音が聴こえる。また今日もお馴染みの呼吸音が鳴っている。音の出どころは、斜め後ろに座る営業さん(38歳/男性)。 ひどく疲れているのだろうか、いつからか彼からダースベイダーのような音が聴こえてくるようになった。…

ワードセンスがほしい

言葉のチョイスや、それを放つタイミングが絶妙な人っている。 そんなワードセンスが光る人を見つけた時、とてつもなくときめく。あ、この人好きだわとそれだけでファンになってしまう。 わたしの友人Kはワードセンスが光っている。それはもう神々しい。 彼…

ハイタッチか拍手か問題〜WBC〜

スポーツってかっこいい。 WBCの決勝の日は仕事だった。出社すると皆の「ゆっくり見たい気持ちをぐっと堪えてわたしは仕事をしています」オーラが充満していた。 9回表に入った瞬間、暗黙の了解で隣人がスマホで試合を見始めた。その場にいた人がわらわらと…

どんぐりころころ

2歳になったばかりの娘が何やら大事そうに持っているので、見てみるとドングリを握りしめていた。 しばらく、いじいじして遊んでるなぁと横目で見ていたが、次の瞬間「ドングリ〜!」と号泣する声が聞こえてきた。どうやら違うものに興味が移ったのをきっか…