繊細派のまいにち。

平凡でなんでもない日常に見つけたことを書きます。

ワードセンスがほしい

言葉のチョイスや、それを放つタイミングが絶妙な人っている。

そんなワードセンスが光る人を見つけた時、とてつもなくときめく。あ、この人好きだわとそれだけでファンになってしまう。

 

わたしの友人Kはワードセンスが光っている。それはもう神々しい。

彼女とLINEをした後は、かならず一連の会話の流れを最初からさかのぼって眺め「今日の会話の流れも秀逸だったな〜」とチェックしてしまう。

 

こうゆうセンスって持って生まれたものなんだろうか。その人が触れてきたものから習得したものなんだろうか。

 

 

わたしはと言うと、パッと気の利いた言葉がでてこない。そして漢字にする、ひらがなにする、句読点のつける位置など細かな部分に死ぬほど悩む。

 

「オツカレサマ」ひとつでも

【お疲れ様】だと相手がそこまで疲れてなかったとして「疲」という文字を見るだけで「はっ!俺(私)って疲れてんだ...」と自覚しちゃうような気がして送るのが申し訳なくなる。

 

 

【おつかれさま】の全部ひらがなだと、心からねぎらってる感が出ない気がして、結局【おつかれ様】を選んで送る。

 

そんなこだわり誰が分かるんだ!!!と自分でも思うのだけど、気にしてしまう。

 

こんな具合で文字を打つので、とんでもなく返信が遅かったりするのだけど何も言わずに返してくれる友人にいつも感謝している。

 

「返信遅くなってごめん」の前置きもなくKにポケモンを買ったと言う報告LINEを送ったら、「もや子のポケモンマスターの旅が今、始まる...!」と返ってきていた。

 

やっぱり好きだわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ハイタッチか拍手か問題〜WBC〜

 

スポーツってかっこいい。

WBCの決勝の日は仕事だった。出社すると皆の「ゆっくり見たい気持ちをぐっと堪えてわたしは仕事をしています」オーラが充満していた。

 

9回表に入った瞬間、暗黙の了解で隣人がスマホで試合を見始めた。その場にいた人がわらわらと集まり、皆で小さいスマホの画面を囲む。

 

私には運動の才がないので、スポーツが出来る人への憧れがすごい。

 

それなのに中学では、友達が入るからという理由だけで運動部に所属した。それもソフトボール部だった。当時は一生懸命仲間たちと切磋琢磨し「ザ・青春」な時を過ごしたはずなのに、いまや野球を見てもルールすらあやふやな自分に驚く。

 

使わない記憶が薄れていくってこうゆう事かな。薄れるとゆうか完全にソフトボール部員だった記憶が脳みそから抹消されている。

 

私の海馬よ、学生時代の記憶ってそこそこ大事よ。卒業アルバムだってふいに飲みながら見たくなる時もあるんだから。覚えておきなさいよと言いたくなる。

 

いよいよ、9回裏。ツーアウトで、最後の打者。ここで大谷が抑えれば日本が優勝とゆう場面で隣人が「ドキドキする!」と胸に手を当てた。

 

かとゆう私は、違うことにドキドキしていた。これ、優勝したらハイタッチするやつ?ハイタッチってどうやるんだっけ?どれくらいの高さで手をあげてスタンばっとけばいいのか...。脳内で急速ピッチでハイタッチのシュミレーションが始まる。

(...はぁ!ドキドキする!!)

 

えっと...ちゃんと笑えるかなぁ...マスクあるから大丈夫じゃん!マスクあって良かったぁ...と希望の光が見えはじめた時、大谷が最後のバッターを打ち取り試合は終了した。

 

拍手に包まれる職場。皆んなニコニコと自席へ戻る。

あ、拍手だけだった。...日本おめでとう!!!

心配事の9割は実際には起こらない。

 

 

 

 

どんぐりころころ

 

2歳になったばかりの娘が何やら大事そうに持っているので、見てみるとドングリを握りしめていた。

 

しばらく、いじいじして遊んでるなぁと横目で見ていたが、次の瞬間「ドングリ〜!」と号泣する声が聞こえてきた。どうやら違うものに興味が移ったのをきっかけに失くしたらしい。

 

そんな出来事があったのが先週。

ドングリひとつでここまで号泣できるって、純粋にいいなぁと思ったのでよく覚えている。

 

そして今日、会社に着いて通勤リュックから荷物を取り出そうとしたところ、サイドの収納ポケットからドングリが出てきた。

まさにドングリころころ。

 

あったよ、ドングリ。

あなたの探し物、見つかりましたよ。まさか私のリュックから出てくるとは。

 

まさかこんな所にある訳ないよね、という場所から探し物はひょっこりと出てくる。

真剣に探している時は見つからないのに、もうええわと受け入れた瞬間に出てくる。同じものを買おうもんなら、必ずポチった後に出てくる。注文ボタンと探し物出てくるボタンは連動しているに違いないと思う。

 

そんな事を考えながら、出てきたドングリをとりあえず机の上に置いた。

せっかくなので触ってみる。

 

 

あ、つるつるしてて気持ちいい。

綺麗な曲線のフォルムじゃなくてよくみたら歪なのね。先端にかけ尖っているところも可愛いな。

 

ドングリっていいなぁの気持ちに浸り、束の間ほっこりする。思いのほか癒されたので娘には悪いけど、持ち帰らずそのまま机のすみに転がしておくことにした。

 

ストレス発散方法に悩み、「15分 リフレッシュ」などのキーワードでググりまくったけれど、私のリフレッシュはドングリをデスクに置いてみるだった。

緑じゃなくてもいいんだな。